眺望抜群な粟ケ岳
掛川市の粟ケ岳に行ってきた。標高532m山頂からの眺望はGood。眼下に広大な大井川、晴れた日には南アルプス、富士山、伊豆七島をも見ることが出来る。ハイカーやサイクリストのメッカでもあり、ふもとの「東山いっぷく処」から山頂まで歩きや自転車で何回登ったかの記録を書いたプレートが山頂のお店に飾ってある。最高登山者は徒歩では1873回、自転車では2211回。毎日登ったとして5年以上かかる、とてつもない記録である。500回、1000回、1500回、2000回と節目の回数の時に掛川市で表彰をしてくれるらしい。
粟ケ岳中腹に新幹線、東名高速から「茶」の文字が見える。昭和7年に地元、東山区の人々が松の木を植生した。当時は今のように電話が無く、植生する位置を反対側の山に登って、手旗信号で「もう少し右。もう少し上」というように伝達し、縦横130mの「茶」の文字を完成させた。昭和60年に松くい虫の被害にあい、枯れてしまったので檜に植え替えた。きれいに下草刈がされており、刈り取られたススキや萱などを茶木の根元に敷くことでよい肥料になり美味く、高品質なお茶を育てている。この方法は「茶草場農法」と呼ばれ世界農業遺産にもなっている。皆さんも一度、晴れた日に心地よい汗をかきに粟ケ岳に登ってみませんか?。ふもとの東山いっぷく処から山頂まで2.6Km、1時間で登れますよ。