皆様初めまして。
いわたドリーム社長の、ナゴダ・アーナンダです。
これから少しずつ、スリランカのことやラテックスのことなどをお話していきます。
よろしくお願いします。
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スリランカでは、4月にお正月があります。そして今年は今日4月14日がスリランカの元旦です。
スリランカ人はお正月をとても楽しみにしてるし、またとても大切にもしています。
毎年2月頃になるとコハー(koel)という鳥が渡ってきて、毎朝コハーコハーと鳴きだし、その声を耳にするとみんな「あぁ、もうすぐお正月だなぁ」と感じるのです。
待ちに待ったお正月の前日は、日本の大みそかと同じようにみんなで家の大掃除をし、ご飯を炊く鍋は毎年新調します。
これで新年を迎える準備が整いました。
スリランカのお正月は時間に厳しい
スリランカのお正月は、日本のお正月とよく似ている所も多いのですが、もちろん違う所も沢山あります。
スリランカではお正月のしきたりの一つ一つが、それを行う時刻まで厳格に決められているのです(時刻は毎年違います)。
なかでも大切なしきたりは、新しく買った鍋でミルク粥をミルクが溢れるまで煮詰めることなのですが、そのお粥を決められた時刻に食べると、1年間食べ物に困らないとされています。
他にも auspicious time (縁起の良い時間)と呼んで、元旦の朝決められた時刻から夜決められた時刻まで、食べ物を何も口にしないといったしきたりもあります。
お年玉、おせち料理、百人一首?
もちろんスリランカのお正月だって、時刻に厳しいしきたりばかりではありません。お正月は日本と同じかそれ以上に楽しい時間です。
日本と同じように、スリランカの人たちもお正月は実家のある田舎に帰ります。使用人を雇っている人は、お正月だけは自分でなんでもしなくちゃなりません。
実家のテーブルには、日本のおせち料理みたいにご馳走が並べられます。そのとき絶対に欠かせないのが、バナナとミルク粥です。
お正月といえば、子供たちの1番の楽しみはお年玉でしょう。スリランカにもありますよ。スリランカではブラットゥという葉っぱを差し出して手を合わせると、その葉っぱにお札を包んで返してくれるんです。
スリランカには日本の百人一首に似た遊びもあります。Panchi Damimme といいます。
日本の子供たちは、今でも福笑いをするのでしょうか?スリランカでは目隠しをして、像の絵に目を入れる福笑いのような遊びがあります。
お正月の間に、運動会のようなものや、美人コンテストなんかも開催されます。
運動会で1番の人気種目は、油を塗った電柱のようなものによじ登り、てっぺんの旗を取り合うというものです。参加するのはプロの椰子の実取りの人たちで、登っては滑り落ちるを繰り返す姿に、観客は大変盛り上がります。
そういえば運動会で一生懸命走って優勝し、ガラス皿5枚をもらった男性が、美人コンテストの優勝者がテレビを貰ってるのを見てガッカリした、なんて話もありました。
ラーパーナといいます。女性が太鼓を叩いています。これもお正月の行事です。
スリランカのお正月、少しは伝えられたでしょうか?
それでは今日はこの辺で失礼します。
Thank you.